リンゴ病の原因と症状は?妊婦さんは特に注意が必要な理由

2011年春、厚生労働省から首都圏近郊、関東地方に「リンゴ病」の感染流行について注意喚起を発表したことで話題になったリンゴ病。

名前はかわいらしく、小さな子どものいる家庭では幼稚園などで毎年流行する時期があるので、子どもがかかる病気と思われがちですが、このリンゴ病は大人になってから発症、または妊娠初期の方が発症すると重症化したり、胎児にも影響が出る可能性がある病気なのです。

リンゴ病は原因と対策を知っておけば、感染リスクが低い病気です。安心して妊娠生活を送るために、リンゴ病について学んでいきましょう。

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リンゴ病とは?

リンゴ病原因
リンゴ病とは、「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」と呼ばれる感染症で、リンゴ病の原因ウイルスであるヒト・ヒトパルポウイルスB19に感染し発症する病気です。

リンゴ病に感染すると頬や腕、足に赤い斑点が現れることから、赤くなった頬をリンゴに例えてリンゴ病と呼ばれています。

風邪に良く似た症状が出るため、リンゴ病と気付かずに抵抗力が弱い子どもが幼稚園などで集団感染するケースが多く、大人は感染しても赤い斑点が出ない人がほとんどです。

リンゴ病は一度感染、発症すると終生免疫という一生続く免疫が出来るので、その後はリンゴ病に感染することはありません。

原因

リンゴ病の原因はヒト・パルボウイルスB19というウイルスが、咳やくしゃみなどによって飛び散り、そのウイルスが口や鼻などの粘膜に触れることで感染します。

また、ウイルス感染者のツバなどが手や家具、食器やおもちゃなどに付着し、それを触ったことによってもうつるので、非常に感染しやすい病気です。

増えるリンゴ病患者 妊婦の感染に注意を

症状

リンゴ病に感染すると、まず発熱や関節の痛み、だるさ、せき、鼻水などの風邪に似た症状がみられます。

熱はあまり上がらず微熱程度ですが、だるさやくしゃみ、鼻水が強く、この症状が7日~14日くらい続いた後に頬に赤い斑点「紅斑」が見られます。

リンゴ病のやっかいなところは、症状のピークが過ぎた後に赤みが現れるのでリンゴ病だと気付きにくく、知らないうちに感染が広がっていくところにあります。

また、リンゴ病は主に3歳~10歳の間に感染する場合が多く、大人になってから感染した場合、頬に赤い斑点が現れない人もいるのでただの風邪だと勘違いしていまうケースも多いそうです。

妊婦さんは注意が必要な理由

リンゴ病自体は、自然治癒力で治る場合が多く、恐ろしい病気ではありません。しかし、妊娠初期(妊娠20週未満)にリンゴ病にかかるとお腹の赤ちゃんにさまざまなトラブルを起こすことがわかっています。

リンゴ病の原因ウイルスは赤血球の元の細胞である「赤芽球」に感染し、赤血球を破壊します。

妊婦さんの血液に感染したパルボウイルスB19は胎盤をうまく通ることが出来ないため、お腹の赤ちゃんに充分な栄養が届かなくなってしまいます。

妊婦さんがリンゴ病に感染している間、パルボウイルスによって栄養がうまく届かない赤ちゃんが貧血を起こしたり、胎児水腫というむくみが酷くなり、妊娠初期にリンゴ病にかかった妊婦さんの約70%が流産などを引き起こしやすいという調査報告があります。

妊娠初期に上の子どもや家族がリンゴ病にかかった場合は、すぐに産婦人科を受診し、血液検査をしてリンゴ病に感染していないかを確認し、かかっていた場合は治療方法などを相談しましょう。

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治療法

リンゴ病には特効薬やワクチンなどの決定的な治療法はありません。

リンゴ病は感染力の強い病気ですが、基本的には人間の持つ免疫力で自然と回復できます。症状も風邪と似た熱、だるさ、せき、鼻水などですので、休養と栄養を取り、体力を保ちながら、ウイルスが体外に排出するのを待ちます。

熱などの症状が出てから、頬の赤みが出るまでの期間は約7~14日ですが、頬の赤みが出た頃は症状が軽くなってきた証拠です。

まれに、高熱が出たり、赤い斑点が異常にかゆく感じるなどの強い症状がでた場合は、合併症を起こす危険もありますので医療機関を受診しましょう。

まとめ

原因 リンゴ病
リンゴ病は毎年5月~7月頃に幼稚園や小学校低学年の子どもを中心に流行する傾向にあります。

成人の7割は子どもの頃にリンゴ病にかかり、抗体を持っていると言われていますが、特に小さな子どもがいる家庭の妊婦さんはお腹の赤ちゃんと上の子どもの両方の健康を守る意味でも、リンゴ病ウイルスの飛沫感染を防ぐために、子どもや家族へのうがい手洗いを習慣づけるように呼びかけましょう。

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